裁判例の検討

裁判例①京都地判平成17年12月15日

裁判例①京都地判平成17年12月15日 (自保ジャーナル第1632号) 年齢: 43歳(事故時) 性別 :男子 職業: 嘱託勤務 傷害内容: 左頭頂骨骨折、脳挫傷、急性硬膜下血腫、外傷性クモ膜下出血、 急性硬膜外血腫、 ・・・

まとめ

上記裁判例をみると、裁判所は労働能力喪失率の認定にあたり、次のような 事情を考慮していることがわかる。 すなわち、 ①就業に関する事情(現在就業しているかどうか、就業し始めた後 退職せざるを得なくなった事情があるか、就業・・・

分析

本裁判例は、CTやMRIの画像上、脳損傷、神経系統の損傷が必ずしも 明確に読み取れない場合であっても、直ちに自覚症状と脳損傷が無関係で あると判断するのではなく、脳挫傷の痕跡や棘波・徐波が認められることを 理由に自覚症状・・・

上記認定に至った理由

裁判所は、原告の自覚症状(左顔のしびれ感、違和感、右方注視時の複視、 緊張時の構音障害、左足不安定、根気、集中力低下、記銘力障害、 平衡感覚障害など)について、 ①医師がその障害の程度を中程度ないし軽度であり、日常生活は・・・

裁判例○30大阪地判平成6年4月28日(交通民集27巻2号534頁)

裁判例○30大阪地判平成6年4月28日(交通民集27巻2号534頁) 年齢: 43歳(事故時) 性別: 男子 職業: 事故時:タクシー運転手。事故後一般事務等で再就職。 傷害内容: 脳挫傷等 自賠責等級: 不明 比較基準・・・

分析

本裁判例は、医師の見解等を根拠に高次脳機能障害は3級3号に相当するので 就労の可能性は閉ざされている(喪失率100%)という原告の主張を退け、 自賠責等級認定どおりの5級2号に該当するとして、79%の労働能力喪失率を 認・・・

上記認定に至った理由

原告は、本件事故により生じた記憶障害・思考障害によって状況判断能力を 失ったため、原告は社会に適応することができず就労の可能性は 閉ざされているとし、高次脳機能障害は後遺障害等級3級3号に該当すると 主張した。 他方、被・・・

裁判例○29名古屋地判平成12年10月18日

裁判例○29名古屋地判平成12年10月18日 (自保ジャーナル第1387号) 年齢: 21歳(事故時) 性別: 男子 職業: 大学生 傷害内容: 脳内血腫、右気胸 自賠責等級: 高次脳機能障害不明 比較基準喪失率: なし・・・

分析

本裁判例は、原告の高次脳機能障害は3級3号(自宅周辺を1人で 外出できるなど、日常の生活範囲は自宅に限定されていない。 また声かけや、介助なしでも日常の動作を行なえる。 しかし、記憶や注意力、新しいことを学習する能力、障・・・

上記認定に至った理由

原告は、 ①日常生活において、食事・更衣・入浴・トイレ等の日常生活の動作事態は 一応一人でできるものの、ご飯を皿に入れる等見当はずれなことをしたり、 状況に応じた衣類の選択ができなかったり、身体を拭かずに服を着てしまった・・・

  • LINEで送る
  • このエントリーをはてなブックマークに追加

ページトップへ

0120-949-753

このページの先頭へ