否定例

東京地判平成10年1月28日(自保ジャーナル第1248号)
年齢 45歳(症状固定時)
性別 男子
後遺障害 排尿・排便障害等
自賠責等級 3級3号
認定された介護費用 0円
介護内容
毎日、1人でつえを使い、自宅裏の畑を往復約400㍍歩いたり、
近くの公園に車で出向いた後、約150㍍の坂道を上り下りする歩行訓練を
行っている。そして、原告は、本件交通事故後、自らのために車
(ハンドルを若干改造している。)を購入し、平成8年3月15日には
自動車免許の更新を受けた(なお、この日付は、生活状況報告書の
作成日付平成8年3月25日より前である。)上に、自ら車を運転して、
B鉄工所に書類を届けてやったり、娘を車に乗せてスーパーに
買い物に行っている。

また、原告は、車の運転席に座って左手を伸ばし、助手席側のドアを
左手を使って開けることができ、たばこ、マッチ等物の名前を思い出せる。

介護費用に関する判断
生活状況報告書のうち現実と異なる記載があり、このようなこと自体が
生活状況報告書全体の信用性を損なうものであるから、右生活状況報告書の
記載は採用できない。

以上のことからすると、原告の介護の必要性を認めることができず、
介護料の主張は失当である。

名古屋地判平成11年11月24日(交通民集32巻6号1833頁)
年齢 33歳(症状固定時)
性別 男子
後遺障害 頸髄不全損傷
自賠責等級 3級相当
認定された介護費用 0円
介護費用に関する判断
本件事故に基づき自賠法施行令別表3級該当の後遺障害が残ったことが
認められるところ、将来労務に服することは困難といわねばならないが、
介護まで要するものとまでは認められず、したがって右介護費用の
請求は失当である。




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