裁判例⑨

裁判例⑨京都地判平成16年8月25日(自保ジャーナル第1575号)
年齢: 56歳(事故時)
性別: 女子
傷害内容: 左横隔膜ヘルニア、左脛腓骨骨折、骨盤骨折、
左寛骨臼骨折、第2腰椎左横突起骨折、脳挫傷、びまん性軸索損傷
自賠責等級: 高次脳機能障害2級3号及び肩関節可動域制限12級
6号等併合1級
被害者側の状況: 記銘力低下、性格変化、判断力の低下、
情動不安定
介護内容: 介護及び看視
認定された介護費用: 近親者日額2000円
原告の請求: 近親者日額3000円

【上記介護費用の認定に至った理由】
裁判所は、原告の状態について、記銘力低下、性格変化など高次脳機能障害を
示す症状が認められ、判断力の低下や情動の不安定があって、一人で
外出できず、日常生活が自宅内に限定され、排泄や食事などは一人で
可能であるといえても、生命維持に必要な動作に家族からの声かけや
看視を欠かすことができない状態にあると認定した。

そして、原告の状態からは、介護及び看視が必要な状態にあると
認められるが、その必要性は主として看視であるとして日額2000円と
算定した。

【本裁判例の特徴】
本裁判例は、近親者の介護であること及び介護の内容は主として看視で
あることを理由に低額に算定している。




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