医療器具等購入費

脳外傷による高次脳機能障害では、前述のように、麻痺等身体的な障害が
併発することもあり、このような場合、歩行をはじめ日常動作が
困難であったりするなどするために、被害者が日常生活を送るために、
歩行用の杖をはじめ、介護用のベッドや車椅子等の購入が必要となる場合がある。

これらの器具が必要と判断される場合、その購入費用は当該事故と
相当因果関係を有する損害として認められる。

なお、被害者が居住する地方公共団体から無償で支給されていた事案に
おける将来の装具費について、東京地判平成16.7.2は「同区の無償支給は、
障害者の福祉増進を図るためのものであり、損害賠償とは異なる理念に
基づくから、これによって加害者がその分の費用の支払を免れることは
相当ではないし、将来にわたって確実に現在と同様の措置が継続される
保障も必ずしも存しないから、将来の装具費等を検討するに当たっては、
同区からの支給を考慮するべきではない」として、将来の装具費を
損害として認めている。




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