社会行動能力(協調性等)

職場において他人と円滑な共同作業、社会的行動ができるかどうか等に
ついて判定する。

主に、協調性、不適切な行動(突然たいした理由もないのに怒る等の感情や
欲求のコントロールの低下による場違いな行動等)の頻度についての判断を行う。

これらの要点を踏まえ、4能力それぞれの喪失の程度については
「高次脳機能障害整理表」(後掲)としてまとめられた。

そして、障害の評価にあたっての留意事項においても述べられているように、
被害者についてまず介護の要否の調査を行い、常時または随時の介護も
不要である場合には、このように整理された4能力の喪失の程度によって、
従前の障害認定基準の区分に当てはめることとした。

それぞれどの等級に該当するかについての具体的な基準は以下のとおりである。

第1級の3:  重篤な高次脳機能障害により食事・入浴・用便・更衣等の
日常生活動作が出来ず常時介護を要するもの又は高次脳機能障害による痴ほう、
情意の荒廃があるために、常時監視を要するものが該当する。

第2級の2の2:  重篤な高次脳機能障害のため自宅内の
日常生活動作は一応できるが、自宅外の行動が困難で、随時他人の介護を
必要とするもの又は高次脳機能障害による痴ほう、情意の障害、幻覚、妄想、
頻回の発作性意識障害のため随時他人による監視を必要とするものが該当する。

第3級の3: 高次脳機能障害のために4能力のいずれか1つ以上の能力に
ついて「できない」状態に該当すると認められるもの又は4能力のいずれか
2つ以上の能力について「困難が著しく大きい」状態に該当すると認められ、
これらの状態の全体を捉えた場合には4能力のいずれか1つ以上の能力に
ついて「できない」状態に相当すると考えられるものが該当する。

第5級の1の2:  高次脳機能障害のために4能力のいずれか
1つ以上の能力が「困難が著しく大きい」状態に該当すると認められるもの
又は4能力のいずれか2つ以上の能力について「困難はあるがかなりの
援助があればできる」状態に該当すると認められ、これらの状態の全体を
捉えた場合には4能力のいずれか1つ以上の能力について「困難が著しく
大きい」状態に相当すると考えられるものが該当する。

第7級の3:  高次脳機能障害のために、4能力のいずれか1つ以上の
能力が「困難はあるがかなりの援助があればできる」状態に該当すると
認められるもの又は4能力のいずれか2つ以上の能力について「困難は
あるが多少の援助があればできる」状態に該当すると認められ、これらの
状態の全体を捉えた場合には4能力のいずれか1つ以上の能力について
「困難はあるがかなりの援助があればできる」状態に相当すると考えられる
ものが該当する。

第9級の7の2:  高次脳機能障害のために、4能力のいずれか
1つ以上の能力が「困難はあるが多少の援助があればできる」状態に該当
すると認められるものが該当する。

第12級の12:  MRI、CT等により多角的に証明される
軽度の脳挫傷、脳出血又は脳波の軽度の異常所見が認められるものであって、
4能力のいずれか1つ以上の能力が「困難はあるが概ね自力でできる」に
該当すると認められるものが該当する。

第14級の9:  MRI、CT、脳波等によっては、脳の器質的病変は
明らかではないが、頭部打撲等の存在が確認され、脳損傷が合理的に
推測されるものであって、4能力のいずれか1つ以上の能力が「困難は
あるが概ね自力でできる」又は「多少の困難はあるが概ね自力でできる」
ような状態に該当するものが該当する。




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