障害把握の手法

高次脳機能障害による具体的な支障の有無およびその程度は、
診療医の診断によってのみ明らかになるものではなく、家族や介護者など
周辺の人が気づく日常生活において明らかになる問題でもある。

よって、高次脳機能障害特有の症状を踏まえ、診療医に「診療医による
具体的な所見」に記入してもらうことに加えて、家族、介護者等日常生活上
被害者に接している者に「日常生活状況報告表」の提出を求め、
被害者に生じた具体的な症状の照会を行っている。

・「脳外傷による精神症状についての具体的な所見」
高次脳機能障害として代表的な精神障害・性格障害の有無について
医学的見地からの判断を問うものであり、それだけにこだわらず、
その他の精神症状や高次脳機能障害に併発しうる身体的な障害についても
記入を求めている。

また、前述にかかる知能検査、記憶検査、遂行機能検査などの
各種神経心理学的検査の結果についても記入(添付)を求めている。

なお、他に「頭部外傷後の意識障害についての所見」についても回答を
求めているが、これは特別事案として高次脳機能障害審査会に付される
要件でもある、意識障害の有無・程度および外傷後の健忘期間について
医師の所見を求めるものである。

・「日常生活状況報告表」
前述のとおり、被害者が負った高次脳機能障害による具体的な症状の内容は、
日常生活上身近な者が最もよく認識しているのであるから、介護の必要性の
有無等について聴取した上で、これらの者が日常を通じて実感している
具体的な症状を53項目にわたって聴取するものである。




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