自賠責保険における後遺障害等級認定システム

後遺障害の等級の認定は、損害保険料率算出機構(以下「損保料率機構」
という。)において行われているが、その中でも、認定困難事案および
異議申立事案については、高度な専門的知識を要求され判断が困難で
あることから、審査の公平性・客観性を確保するため、「特定事案」として、
外部の専門家が参加する自賠責保険(共済)審査会において審査が行われている。

この審査会は、「有無責等の専門部会」と「後遺障害の専門部会」とに
別れており、前者では、死亡事案等で全く支払われないか、減額される
可能性がある事案等や、同事案に対する異議申立事案(被害者から事故状況に
ついての説明を受けることができない事故を除く)が審査され、
後者においては、特別な後遺障害について、および等級認定に対する
異議申立事案が審査される。

これまで述べてきたように、高次脳機能障害は見過ごされることも多く、
その認定において困難が伴うものであることから、高次脳機能障害認定システム
確立検討委員会の平成12年12月18日付報告書を受けて、後者の
「後遺障害の専門部会」として、脳神経外科医、弁護士等の外部の専門家が
参加する高次脳機能障害専門部会(高次脳機能障害審査会)が設置されている。

そして、同専門部会において審査が回付されることとなる事案が多数に
およぶことが予想されたことから、同専門部会内部に地区審査会および
本部審査会を設置し、通常の特定事案を地区審査会において審査・認定し、
認定困難事案および地区審査会の認定に対して異議申立がなされた事案を
本部審査会において検討することとしている(後述)。




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