ウェクスラー成人知能検査 (WAIS-R;Wechsler Adult Intelligence Scale-Revised)

世界で最も使用されている成人用の本格的な全般性脳機能検査である。
検査自体が、WAIS-Rの専門家が実施する必要がある。
検査問題は、多元的・多角的に構成されていて、言語性検査(VIQ)は知識、
数唱、単語、算数、理解、類似の下位検査から成り、動作性検査(PIQ)は
絵画完成、絵画配列、積木模様、組み合わせ、符合の下位検査から成る。

この両者を総合して総合IQ(TIQまたはFIQ)を算出する。

下位検査も含めて多数の正常人の標本をもとに標準化されていて
それぞれのIQが算定できる。

IQは、100点を中心として、15点が標準偏差になるようにされており、
普通の人の100人のうち68人が85点から115点の間にある。

WAIS-Rは、最も優れ知能検査であるが、後述のMMSE等の
簡易検査が5~10分程度でできるのに対し、2時間近く要し、
老人や高次脳機能障害の被検者には極めて辛い検査である。

なお、頭部外傷による高次脳機能障害の場合、一般により多くの脳の
機能が使われるPIQの方がVIQよりも低く出るとされる。
ただし、このPIQの低下は改善される。

現在は、WAISのⅢ版である「WAIS-Ⅲ」が新たに改訂されて
使用が開始されている。




  • LINEで送る
  • このエントリーをはてなブックマークに追加

ページトップへ

0120-949-753

このページの先頭へ