CT(Computed Tomography)

非侵襲的に頭蓋内の詳細な構造を可視化した最初の検査手法である。

組織では脂肪や髄液、病変では浮腫や脳梗塞巣などが、低吸収域(黒色)を示す。

脳実質は等吸収域(灰色)を示すが、同じ脳実質でも、灰白質(大脳皮質や
大脳基底核等)は、やや高収域(白色)に見える。

病的状態では、血腫は初め高吸収域(白色)を示すが、10日以上過ぎると
次第に等吸収域(灰色)へと変化する。

頭蓋内で高吸収域(白色)に写るのは頭蓋骨と頭蓋内の生理的石灰化巣
(松果体など)である。

このCTにより、脳梗塞と脳出血、クモ膜下出血の鑑別が一目瞭然と
なった。

すなわち、急性期の脳梗塞病変は脳実質内の低吸収域(黒色系)、
脳出血病変は脳実質内の高吸収域(白色系)、クモ膜下出血はクモ膜下腔の
高吸収域(白色系)として描出される。これらは病変部の色により
鑑別することができる。

X線CTは、最初に施行されるべき必須の検査である。




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