意識障害の有無とその程度

脳外傷による高次脳機能障害は、意識消失を伴うような頭部外傷後に
起こりやすいことが大きな特徴である。

一次性のびまん性脳損傷(びまん性軸索損傷等)の場合、外傷直後からの
意識障害を大きな特徴とするのに対し、二次性損傷では、頭蓋内血腫や
脳腫脹が増悪して途中から意識障害が深まるという特徴がある。

また、脳外傷直後の意識障害がおよそ6時間以上継続するケースでは、
永続的な高次脳機能障害が残ることが多い。

意識障害の程度・期間の重要性を良く認識した上で、十分な調査が
必要である。

※ この点、高次脳機能障害認定システム検討委員会「自賠責保険に
おける高次脳機能障害認定システムについて」と題する報告書
(平成12年12月18日)では、6時間以上継続すると永続的な
高次脳機能障害が残ることが多い意識障害の程度について、JCSが
3桁、GCSが8点以下が目安となるとしている。

また、「健忘症~軽症意識障害(JCSが2~1桁、GCSが13~14点)
が一週間程続いても、高次脳機能障害を残すことがある。ただし、
高齢者の場合には、これらより短い意識障害期間でも高次脳機能障害が
残ることがある。」としている。




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