ゼネレリの分類

ゼネレリ(Gennarelli)は、頭部外傷を3つに分け、①頭蓋骨骨折、
②脳実質の局所性損傷、③脳実質のびまん性損傷に分類した。

このうち、①頭蓋骨骨折は、線状骨折、陥没骨折、頭蓋底骨折などである。
②局所性損傷は、硬膜外血腫(頭蓋骨と硬膜との間に血腫が生じるもの)、
硬膜下血腫(硬膜と脳との間に血腫が生じるもの)、脳挫傷(脳の局所性損傷)、
脳内血腫(脳の内部で血管が破裂して出血が生じ、血液の固まりができる
状態)に分けられる。

そして、ゼネレリの分類では、③びまん性脳損傷は、意識障害の程度と
持続時間によって、大きく、軽症脳震盪、古典的脳震盪、びまん性軸索損傷に
区分される。

この分類では、意識消失のない一時的な意識障害が軽症性脳震盪とされ、
6時間以内の意識消失がある症状が古典的脳震盪とされる。

そして、びまん性脳損傷の重症形態を意味するびまん性軸索損傷は、
臨床的には、昏睡が受傷直後から6時間以上持続するが、急性期の
頭部CT検査などで特に脳の局所的損傷が認めないものとされた。

また、この分類では、びまん性軸索損傷を昏睡状態の持続時間と脳幹徴候の
有無で3型に重症度を分類し、昏睡が6時間以上24時間未満持続する
軽症型、昏睡が24時間以上持続し脳幹徴候のない中等度型、
昏睡が24時間以上持続し脳幹徴候のある重症型に分類された。




  • LINEで送る
  • このエントリーをはてなブックマークに追加

ページトップへ

0120-949-753

このページの先頭へ