裁判例⑦(高次機能障害・将来介護費)

裁判例⑦大阪地判平成19年9月26日(自保ジャーナル第1735号)
年齢 19歳(事故時)
性別 男子
傷害内容 脳挫傷、急性硬膜外血腫、外傷性くも膜下出血、頭蓋骨骨折
自賠責等級 高次脳機能障害2級3号
被害者側の状況 記憶障害、注意障害、遂行機能障害
介護内容 随時看視
認定された介護費用 近親者日額2000円
原告の請求 近親者日額2000円

ア 認定の理由
裁判所は、原告のADLは自立しており自主的に行動できているため、
全面的に看視・声掛けを要するような場合と比較すると、介護者の負担は
必ずしも大きいとはいえないとした。

もっとも、原告には、ガスコンロの火を消し忘れる、外出先で突然
走り出したりするといった危険な場面が過去にあったことや障害の認識が
欠けていることなどを考慮し、屋内、屋外を問わず1人にすることなく、
危険防止のためにその行動を随時看視することが同原告に必要な介護の
内容であるとした。そして、介護者として原告の家族が予定されている
ことを考慮し、近親者日額2、000円と算定した。

イ 本裁判例の検討
本裁判例は原告が自立しており介護の種類としては危険防止のための
随時の看視で足りるとした上で、近親者が介護者として予定されている
ことから低額に算定している。




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