裁判例④(高次機能障害・将来介護費)

裁判例④札幌地判平成21年5月26日(自保ジャーナル第1817号)
年齢 18歳(事故時)
性別 女子
傷害内容 外傷性くも膜下出血、急性硬膜外血腫、急性硬膜下血腫、頭蓋骨骨折、
右肺挫傷、肝損傷等
自賠責等級 高次脳機能障害別表第一1級1号
被害者側の状況
左片麻痺、右不全麻痺、嚥下障害、構音障害、高次脳機能障害(左半側空間無視、
注意傷害、構成障害)
なお、原告の母が成年後見人に選任されており、入院中は病院に赴いて、退院後も
自宅において毎日付き添っている
介護内容 常時介護
認定された介護費用
母が67歳になるまで近親者介護として日額1万円
その後は職業介護人による介護として日額1万8000円
原告の請求 母が67歳になるまで近親者介護として日額1万2000円
その後は職業介護人による介護として日額2万円

ア 認定の理由
裁判所は、上記のような症状を残した原告について、常時介護が必要と認定し、
その介護費用については、概ね原告が主張したとおりの態様による介護を認めた上で、
それぞれ母による介護について日額1万円で、母が67歳になった後の職業介護人に
よる介護については日額1万8000円を認めた。

イ 本裁判例の検討
判決文では、上記認定した介護費用の算定根拠について詳細に述べられていないが、
医師によって診断された原告の上記症状が重篤なものであることは明らかであり、
また原告の請求も、その症状からすれば、近親者1名ないし職業介護人1名による
介護費用として決して高額に過ぎるものではなかったことから、必要となる介護態様等を
詳細に判示まではすることなく認定したものと思われる。




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