裁判例⑬~⑮(口の障害)

裁判例⑬ 大阪地判平成11年8月24日自保ジャーナル1325号
年齢: 18歳
性別: 男子
職業: アルバイト
傷害内容: 顔面裂傷、歯髄炎等
自賠責等級: 13級4号
本判例認定等級
14級2号(本判例は、原告につき、本件事故により、現実に喪失又は著しく欠損した
歯牙として歯科補綴の対象となったのは4歯以下であり形式的には14級2号に該当する
としたが、その実質をみるとき、13級4号に準じて取り扱って差し支えないとした)【5%】
本判例認定喪失率: 否定
労働能力喪失期間: 否定
概要
本判例は、症状固定時は専門学校に通学していたが、その後国税庁職員として勤務しており、
現在、同僚との間に給料の差異を生じていないと認められるところ、歯牙損傷の後遺障害は、
その性質上、直ちに逸失利益を生じさせないというべきであるとして逸失利益を否定したが、
後遺障害慰謝料において相応の評価をするべきとし、顔面醜状痕の残存の事実と合わせて
考慮し、後遺障害慰謝料を350万円と認定した。

裁判例⑭ 東京地裁昭和57年11月18日交民集15巻6号1527号
年齢: 13歳
性別: 男子
職業: -
傷害内容: 上顎骨骨折、歯欠損等
自賠責等級: 14級【5%】
本判例認定喪失率: 否定
労働能力喪失期間: 否定
概要
本判例は、原告の歯欠損、義歯着用という後遺症が将来の原告の労働能力にどのような
影響を及ぼし、そのためどの程度の減収をきたすのかは定かでなく、原告の不利益は
慰謝料で斟酌するのが相当であるとして、逸失利益を否定したが、後遺障害慰謝料としては
50万円の認定とした。

裁判例⑮ 岡山地裁平成12年3月23日交民集33巻2号610頁
年齢: 26歳(事故時)
性別: 男子
職業: 工務店勤務(事故後に2級建築士資格取得)
傷害内容
右前腕開放性骨折、左前腕骨骨折、左上腕骨骨折、顔面挫創、歯槽骨骨折、歯牙脱臼、
歯牙破損、欠損歯、歯牙脱落等
自賠責等級: 併合11級(骨盤骨変形12級5号、外貌醜状12級13号、
歯牙障害14級2号、左上腕骨神経症状14級10号)【20%】
本判例認定喪失率: 14%
労働能力喪失期間: 5年
概要
本判例は、歯牙障害について、後遺障害の内容、性質、原告の性別、職業に照らし
具体的な減収に結びつくとは認めることはできないとした。




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