裁判例⑦~⑨(口の障害)

裁判例⑦ 東京地判平成9年5月13日交民集30巻3号704頁
年齢: 17歳(事故時)
性別: 男子
職業: 土木作業員
傷害内容: 顔面外傷、外傷性歯牙脱落・破折欠損等
自賠責等級: 12級3号(歯科補綴)【14%】
本判例認定喪失率: 否定
労働能力喪失期間: 否定
概要
本判例は、本件事故の前後を通じた原告の減収の事実を認めるに足りる証拠がない上、
原告の現在の職業(土木作業員)及び将来就くことを希望していた職業(整備士)、
年齢等を前提としても、本件事故による後遺障害が労働能力喪失をもたらすことを
認めるに足りる的確な証拠がないとして逸失利益を否定したが、後遺障害慰謝料に
おいて斟酌(450万円)するとした。

裁判例⑧ 横浜地判平成22年2月8日(確定)自保ジャーナル1836号
年齢: 20歳(事故時)
性別: 男子
職業: アルバイト
傷害内容: 歯牙障害、左下腿骨骨折、頭部挫創、胸腹部挫創等
自賠責等級: 13級4号(歯牙傷害)【9%】
本判例認定喪失率: 否定
労働能力喪失期間: 否定
概要
本判例は、歯牙傷害による後遺障害に基づく逸失利益について、通常、歯の状態が
職業に影響を与えることはなく、原告の主張する客と食事をする際、食べ終わる時間が
最後になる等の不都合についても、原告が、現在不動産会社に勤務していることからすると、
上記不都合が労働能力に影響を与えることはできないとして、逸失利益を否定したが、
後遺障害慰謝料の算定において斟酌(200万円)した。

裁判例⑨ 大阪地判平成10年6月9日交民集31巻3号846号
年齢: 22歳(事故時)
性別: 男子
職業: 製作所勤務(ディスプレー製作)
傷害内容: 歯槽骨骨折、ショック肺、口唇挫創
自賠責等級: 13級4号【9%】
本判例認定喪失率: 否定
労働能力喪失期間: 否定
概要
本判例は、原告が本件事故の前後でほぼ同額の給与を得ていたこと等に鑑み、原告の
労働能力が喪失したと認めるには不十分であるとした。




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