裁判例⑤~⑦ 聴力障害

裁判例⑤ 岡山地判平成21年5月28日交民集42巻3号692頁
年齢: 28歳(症状固定時)
性別: 男子
職業: 航空機の燃料補給業務
傷害内容: 頸椎捻挫、混合難聴、耳鳴り症等
自賠責等級: 14級3号
本判例認定等級: 11級相当(聴力障害)【20%】
本判例認定喪失率: 20%
労働能力喪失期間: 39年間(症状固定時以降67歳まで)
概要
本判例では、原告の聴力障害が日常生活において格別の不都合が生じているとは
考えにくいとする一方で、原告の業務内容からすると、現在は減収が生じていないが、
将来の昇進等の不利益の可能性は否定できないこと、就労を含む日常生活での支障が
ないとはいえないことを考慮し、等級どおりの認定とした。

裁判例⑥ 東京地裁平成6年1月25日交民集27巻1号119頁
年齢: 69歳
性別: 男子
職業: 建設会社役員
傷害内容: 外傷性頸部症候群、頭部外傷、頸椎捻挫、腰部打撲等
自賠責等級: 不明
本判例認定等級: 12級(難聴12級、頸部神経症状14級)【14%】
本判例認定喪失率: 否定
労働能力喪失期間: 否定
概要
本判例では、局部神経症の後遺症について他覚的症状はなく、両耳の難聴についても
通常は補聴器をつけることを要せず、いずれも比較的軽微であること、収入の減少が
認められないこと、原告の職種及び年齢を考慮すると将来の収入の減少を来す蓋然性に
乏しいことを理由に逸失利益を否定し、この点を慰謝料で斟酌するとした。

裁判例⑦ 神戸地判平成7年12月19日交民集28巻6号1791号
年齢: 48歳
性別: 不明
職業: 会社員
傷害内容: 頭蓋骨骨折、外傷性聴力障害、両下腿打撲
自賠責等級: 14級【5%】
本判例認定喪失率: 5%
労働能力喪失期間: 10年
概要
本判例では、原告が現在も耳鳴り等の後遺障害に悩まされ再就職できる見込みがないこと、
他覚的症状はさほど顕著ではなく、自覚的症状が相当重いことから、等級通りの喪失率を
認定したが、期間を10年と制限した。




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