交通事故の脊髄損傷と弁護士

脊髄は、中枢神経系の一部を構成し、脳と脊髄の間には延髄がある。

脊髄は、脊椎で保護されているが、脊髄損傷とは、脊髄を保護する役割を
担っている脊椎が鈍的外力により損傷されることによって
発生する疾患である。

交通事故によって、脊椎に外力が加わり、脊髄が損傷した場合、
四肢麻痺をはじめとする重篤な麻痺が発生することが多い。
四肢麻痺などが生じると、日常生活動作すら困難となり、介護を要する
状態となってしまう場合がある。

そうなると、将来介護費を含む損害賠償額も多額となることから、
損害額について紛争となる場合も多く見受けられる。

他方で、脊髄損傷の場合には、そもそも当該交通事故によって、
脊髄損傷を負ったのかどうかについて争いになる場合も多い。

これは、中心性脊髄損傷や不全損傷と診断される場合に多いが、
被害者の訴える症状と脊髄損傷の一般的知見が相違したり、客観的所見と
相違があったり、あるいは事故による外力が脊髄損傷を生じさせるほどの
強さを持っていなかったことなどが主張されることもある。

また、交通事故前に、後縦靱帯骨化症や脊柱管狭窄症などの既往症が
あった場合には、加害者側から、いわゆる素因減額の主張が
出てくることがあり、素因減額の有無およびその割合も争点となっている。

そこで、当サイトでは、脊髄の構造および脊髄損傷のメカニズムから始まり、
脊髄損傷における後遺障害等級認定の判断基準を示すととてもに、
脊髄損傷に基づく過去の裁判例を検討し、分類することによって、
実務家が実務に対応するに際して参考となることを目的とし、
最終的には交通事故の被害者を救済することを願って刊行するものである。

当事務所では、交通事故の被害者からの依頼事件が
多数を占めるため、事務所内でも研究会を開催しているが、
当サイトでは、その研究の成果も盛り込んだ。




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