裁判例⑩

裁判例⑩東京地判平成16年9月22日(自保ジャーナル第1562号)
年齢 :16歳(事故時)
性別: 男子
傷害内容: 脳挫傷、びまん性軸索損傷、右同名半盲、右動眼神経麻痺等
自賠責等級: 高次脳機能障害5級2号及び複視12級等との併合4級
被害者側の状況 :記銘力低下、注意力低下、知能低下、易怒性
介護内容: 随時の看視・声かけ
認定された介護費用: 近親者日額2000円

【上記認定に至った理由】
裁判所は、原告の後遺障害の内容・程度、医師らの診断及び意見から、
原告の外出時、特に初めての場所に外出するときには、その道順や交通機関の
利用について記憶、判断が適切になし得ないため、付添いを要したり、時に、
日常生活動作ないし日常生活関連動作を促したり、トラブルが起きたときの
対処やアルコール摂取等の健康管理において適切な援助を必要とすることは
否定し得ないが、看視や声掛けが必要であるのは、専ら前記のような場合で
あり、原告に対する介護の内容は、随時の看視・声掛けであり、常時原告が
それらを必要とするとはいえないとして、将来介護費用を近親者職業介護人
ともに日額2000円で算定した。

【本裁判例の特徴】
本裁判例は、原告の自立性から常時介護の必要性を否定した上で、初めての
場所に外出するときや、健康管理のため等一定の場合には看視や声かけが
必要になることから随時の看視・声かけの必要性はあるとして随時看視を
認めている。




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