裁判例⑧

裁判例⑧東京地裁八王子支判平成14年7月4日
(自保ジャーナル第1473号)
年齢: 25歳(事故時)
性別: 男子
傷害内容: 脳挫傷、びまん性軸索損傷、症候性てんかん、
外傷性くも膜下出血
自賠責等級: 高次脳機能障害3級3号
被害者側の状況
記憶・記銘力低下、易怒性、軽度右方麻痺等
他者や原告の介護をしていた妹に対し暴力を振るったり脅したり
することがあった
介護内容: 生活及び行動の看視
認定された介護費用: 近親者等日額6000円

【上記認定に至った理由】
裁判所は、原告は、症状固定後も、火の始末が十分できないことや易興奮性
及び易怒性の障害によって、ささいなことで他人と険悪な状態となり易い
状態には変わりがなく、これらの障害は、高次脳機能障害に基づくもので
あるから、原告の自発的な努力によって改善されることは困難であると
考えられるので、近親者等による看視が必要であると認められるとした上で、
将来介護費用を近親者日額6000円で算定した。

【本裁判例の特徴】
本裁判例は、原告が介護をしていた妹に暴力を振るっているものの、
他の近親者や近親者でなくとも原告のことを思ってくれている人の
言うことには比較的従いやすいとして、職業介護人による介護までは
必要ないとして近親者介護を認めた。




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