循環器関係

裁判例③
横浜地裁平成20年11月6日判決(自保ジャーナル1773号)
性別・年齢 症状固定時44歳男性
事故当時の職業 臨床工学技士
後遺症の内容(胸腹部臓器部分の後遺障害等級) 外傷性大動脈解離(11級11号)
他の後遺症・これを含めた後遺障害等級 左鎖骨変形等12級5号との併合10級
比較基準喪失率 27%
喪失率・期間 20年間20%
同等級の一般的な後遺障害慰謝料 550万円
後遺症慰謝料 550万円

特徴
上記後遺症は瘤化(破裂し死に至ることもある)の可能性があり
(医師の意見書では10%程度)、この場合には生命に危険を生じるから、
血液の管理をはじめとして注意を要する点が多いとして、肉体労働的な作業に
制限を受けていること等に照らし、上記の判断が下されている。

また、慰謝料算定においては、大動脈径が拡張し瘤化することにより生命の危険が
生じるため、精神的不安が大きいことが考慮されている。
なお、瘤化の確認の目的で1年に約6回受けているレントゲン撮影代等の
将来治療費が損害として認定されている。

裁判例④
名古屋地裁平成13年2月23日判決(自保ジャーナル1400号)
性別・年齢 症状固定時47歳女性
事故当時の職業 会社員
後遺症の内容(胸腹部臓器部分の後遺障害等級) 人工弁置換(11級相当)
比較基準喪失率 20%
喪失率・期間 20年間(67歳まで)20%
同等級の一般的な後遺障害慰謝料 390万円
後遺症慰謝料 380万円

特徴
原告は、人工弁の置換術を受け、以後血液の凝固を防ぐための服薬が欠かせないが、
「通常の生活をすることに何ら支障はない」し、「本人が訴える疲れやすい、
運動時に咳が出やすいあるいは呼吸困難になるという症状は人工弁に置換したことに
よって生じるものではない」と認定されているので、20%の労働能力喪失の
具体的根拠(労働への現実的な支障等)は明らかではない。




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