後遺症慰謝料

後遺症慰謝料というのは、治療が完了しても、後遺症が残ってしまった場合に、
その後遺症を持ったまま今後生きてゆくことについての精神的損害を償い賠償金の
ことです。原則として後遺障害等級認定にしたがって、左の表に基づいて算定されます。

この基準は、後遺障害等級に対する判決の結果を集計して割り出した平均値であり、
確定的な金額ではありません。

実際には、具体的な状況に応じて後遺症慰謝料が決定されることになります。

たとえば、女子の外貌醜状では、その程度によって7級12号と12級15号とに
分けられます。

しかし、7級の条件を満たさなかったとしても、機械的に12級の後遺症慰謝料を
認めるのではなく、9級程度の後遺症慰謝料を認めるのが相当な場合もあります。

また、歯を3本失えば14級2号が認定されますが、2本失っただけでは後遺障害等級は
認定されず、非該当という結論になります。

しかし、この場合でも直ちに後遺症慰謝料を否定するのではなく、相当の後遺症慰謝料を
認定されるべきでしょう。

また、死亡に準じるような後遺障害が残存したときには、近親者にも慰謝料請求権が
認められています。

もっとも、近親者が慰謝料請求する場合には、本人の慰謝料額が減額され、
それぞれの近親者に割り振られるという調整が図られることがあります。

なお、保険会社との交渉段階でも、上記基準を前提として後遺症慰謝料額の算定が
行われます。

しかし、この基準は裁判を行った結果であるため、裁判に至らない交渉段階においては、
かなり低い後遺症慰謝料額を提示されることが多くあります。

もっとも、場合によっては100%に近い金額が提示されるケースもありますので、
頑張って交渉しましょう。

2 死亡による慰謝料
死亡慰謝料は、被害者が死亡したことにより被った精神的損害です。被害者が
置かれている状況によって、慰謝料額が異なってきます。

次のとおりです。
一家の支柱  2800万円
母親、配偶者 2400万円
その他の方  2000万~2400万円

一家の支柱が亡くなったとき、他の場合と比較して慰謝料額が高額となる理由は、
遺族の扶養を支える者がいなくなることに対する補償のためです。

そのため、一家の支柱にあたるか否かは、遺族の扶養を誰が支えていたのかという
観点から判断すべきでしょう。

また、被害者が死亡したときには近親者にも慰謝料請求権が認められています。
もっとも、近親者が慰謝料請求する場合には、本人の慰謝料額が減額され、
それぞれの近親者に割り振られるという調整が図られることがあります。

後遺症慰謝料
第1級: 2,800万円: 第2級: 2,370万円
第3級: 1,990万円: 第4級: 1,670万円
第5級: 1,400万円: 第6級 :1,180万円
第7級: 1,000万円: 第8級: 830万円
第9級: 690万円: 第10級: 550万円
第11級: 420万円: 第12級: 290万円
第13級: 180万円: 第14級: 110万円

2. 死亡慰謝料
一家の支柱: 2,800万円
母親、配偶者: 2,400万円
その他 :2,000万円 ~ 2,200万円




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