裁判はどのように行うか

任意保険会社と交渉をしても、示談が成立しなかった場合には、
法的な手続をとらなければならなくなります。

交通事故の損害賠償請求をする場合の法的手続としては、調停と訴訟の
2つがあります。

調停というのは、裁判所に間に入ってもらい、話し合いを行って、合意に達した場合に、
「調停調書」という公的な和解書類を作成する手続です。

簡易裁判所が管轄しています。しかし、調停は、あくまで「話し合い」であり、
相手が応じなければいつまでたっても解決しません。

したがって、交通事故損害賠償の場合には、調停手続は取らず、はじめから訴訟を
提起することが一般です。

訴訟とは、裁判所に対し、最終判断である「判決」を求めて訴えを起こすことです。

もちろん途中で裁判所より和解の勧告が入り、「裁判上の和解」が成立することも
多くあります。

しかし、訴訟を提起した場合には、和解が成立しなかったときには、「判決」に
なってしまうことから、双方ともに和解に向かう状況が整っています。

訴訟は、次のように進行します。
① 訴状提出→訴状審査
② 被告に対し、呼び出し
③ 口頭弁論(主張の整理)
④ 証拠調べ
⑤ 判決

主張の整理と証拠の提出が終わると、証人尋問に入る前に、裁判所から多くの場合、
和解の勧告があります。

それまでの訴訟の経緯から、すでに裁判所がだいたいの心証を取ってしまっている
からです。

そこで和解を拒絶した場合には、だいたいその和解案程度の判決が出される、
ということになります。

訴訟に要する期間ですが、やはり1年程度は見ておいた方が良いでしょう。
もちろん、もっと短く終わる場合もありますし、医学的な論争になってくると、
2年~3年はかかってしまいます。

そのようなこともあり、和解で解決する方が多いのが現状です。

いずれにしても、弁護士に任せて訴訟を行うのですが、証拠資料の収集は
被害者本人が積極的に行っていく必要があります。
任せきりではいけません。

実際には事実の認定が極めて重要になりますので、そのために被害者は積極的に
弁護士に協力し、証拠資料の収入に努める必要があります。




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